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政府機関のための Twitter 戦略テンプレート

この資料は、英国のビジネス・イノベーション・技能省(Department for Business,


Innovation and Skills, BIS)の Neil Williams 氏によって作成された資料”Template
Twitter strategy for Government Departments”を、同氏の許可を得て日本語訳したもので
す。オリジナル版についての解説は、以下の記事をご参照ください:

“Template Twitter strategy for Government Departments”


http://blogs.cabinetoffice.gov.uk/digitalengagement/post/2009/07/21/Template-Twitter-
strategy-for-Government-Departments.aspx

またオリジナル版は以下の URL からダウンロード可能です:


http://www.scribd.com/doc/17313280/Template-Twitter-Strategy-for-Government-
Departments

1. この資料について

 この資料は、私たちが Twitter.com(マイクロブログ/SNS サービス)上で存在感を発揮す


る目的と方法を解説している。内容は以下の通り:

1.1. 目標と達成度の測定方法 ― なぜ私たちは Twitter を使うのか、実現した価値をどのよ


うに測定するか

1.2. リスクとその対処法 ― 私たちの評価に対するリスクにどのように対処するか

1.3. チャネルの位置付けと運営方法 ― Twitter によって実現されるチャンネルをどのよう


に使い、どんなコンテンツを流すか

1.4. プロモーション方法 ― どのように私たちの Twitter アカウントを宣伝し、最大の価値


を実現するか

2. Twitter の概要

 Twitter はマイクロブログのプラットフォームである。ユーザーは携帯電話やウェブブラ
ウザを通じ、140 字までの短いメッセージを投稿することが可能で、他のユーザーとの会話
ができる。メールや携帯電話のテキストメッセージとは異なり、会話はオープンな場で行わ
れる。

 Twitter は記録的な勢いで英国社会に浸透しつつあり、個人や企業だけでなく政府機関、議
員、政府の利害関係者、 NGO などによる利用も増えている。無料で使用することができ、運営
には比較的手間がかからず、私たちのコミュニケーション上の目的に対して大きな貢献を
もたらしてくれる可能性を秘めている。

 Twitter についてのさらなる解説、およびなぜそれが重要なのか、なぜ政府が参加するのか
といった点については付録 A を参照すること。関連用語については付録 E を参照すること。

3. 目標と達成度の測定方法

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目標 測定方法

既にオンライン上にある一連のメッセージ(ニュース記事 フォロワー数;フォロワー
やスピーチ原稿、ウェブコンテンツ、YouTube 動画など)が のタイプと関連性;Twitter
より多くの人々に到達するように、関連する視聴者・中間業 からもたらされたウェブサ
者・利害関係者・インフルエンサー(ジャーナリストやブ イトへのアクセス数
ロガーなど)等との関係を構築する(付録 B を見よ)

非公式で「人間らしい」声を組織にもたらし、政府からのメッ フォロワーからのフィード
セージの理解とそれへの関与を促進する バック(明示されているか
どうかを問わず)

「ソート・リーダー」としての地位と信頼性を確立し、関連分 フォロワーからのフィード
野のオンライン上における専門家として認識されることを バック(明示されているか
強める どうかを問わず);Re-
Tweet の数(他のユーザー
が私たちのメッセージを引
用しているか);私たちの
メッセージにおけるクリッ
クスルー率

政府の政策(Digital Britain, Cabinet Office Digital フォロワーからのフィード


Engagement policy, Power of Information)との整合性を保 バック(明示されているか
ちながら、デジタルのコミュニケーションチャンネルへの取 どうかを問わず);ブログ
り組みと理解を深める(模範的な使用方法を通じて) 上での評価(好意的・否定
的・中立的)

視聴者に対し、抵抗感の少ない補助的な窓口を用意すること フォロワーからの@つき返
で、政府に対するフィードバックやアイデアを集める 信およびダイレクトメッセ
ージの量と質;そうして得
られたフィードバックのイ
ンパクト

視聴者に対し、アップデートが行われたことを通知する手段 N/A(Twitter 上で存在感が


を提供する(RSS やメール、SMS 等も通じて) 増すことで達成される)

Twitter 上で行われる政府・大臣・基幹政策に対する言及を 個々のケース(否定者の肯


モニターし、批評家やインフルエンサーに働きかけ、問題や 定者への転換、もしくは肯定
不満を解決するとともに、重大な誤解については訂正を行う。者のブランド支持者への転
また満足している市民に対してはお礼を述べ、肯定的な発言 換)に対する定性的な評価
を増幅する

イベント(政策発表やサミットなど)に参加できなかった 年間で実況されたイベント
人々のために、実況中継を提供する の数;実況に対する好意的
なフィードバック

評価用のデータを収集するため、以下の手法/数値を用いる:

3.1. ウェブ解析ツール(各省庁サイトに導入されているもの)と bit.ly(私たちの Twitter


上での発言からウェブサイトへともたらされるアクセス数を計測するため)

3.2. Twitter 上での世論調査(Twitter ユーザー達にフィードバックを呼びかける)

3.3. フォロー数/フォロワー数

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3.4. サードパーティーが提供するツール ― Re-Tweet 数に基づく解析(Retweet Radar,


Twist); 評判測定(Monitter, Twitter Grader);影響力測定(Twinfluence,
Twittersheep);リムーブ測定(Qwitter)

3.5. アラートサービス ― tweetbeep.com 等のキーワード監視ツール(関係者に対する言


及をモニターする)

3.6. リアルタイム監視ツール(Twitterfall 等)

3.7. Tweepler 等を活用したフォロワー分析

 以上の手法や数値を用い、3 ヶ月ごとに評価を行う。

4. 予想されるリスク

リスク 対処法

人手不足や承認の遅れといった原因から、「会話に参加し て Twitter ポリシーを明確にし


欲しい」
「質問に答えて欲しい」という一般ユーザーからの 声 て、人々の期待がふくらみす
に応えられず、批判が起きる ぎないようにする;回答に
調査が必要な場合、その旨を
伝えて引き延ばす;(質問
が殺到している場合)個別
のメッセージに対してでは
なく、「テーマ」に回答する よ
うにする

Twitter の精神を理解していない、という批判が起きる(堅す 配信するコンテンツの種類


ぎ、宣伝ばかり、人間味がないなど) を豊かにする。ただしある程
度の批判は避けられないこ
とを覚悟する

「流行りものに飛びつくな」
「税金のムダ遣い」
「費用対効果 を 第 3 章で挙げたような成果
考えろ」などといった批判が起きる 測定を行うと共に、後述する
ようなコンテンツに関する
ルールを守る

誤って適切でないコンテンツが投稿される。例えば: 軽微だが効果的な運用管理
を行うと共に、ユーザー向け
 報道規制が敷かれているニュース Twitter ガイドラインを設置
する;デジタルメディアチ
 安全保障に関わるような、大臣の所在に関する情報 ームの担当者が承認を行っ
てから投稿するようにする
 機密情報や、通商上・政治上のデリケートな問題に関す
る情報

Twitter アカウントのセキュリティに関する技術的な問題や、 パスワードを定期的に変更


ハッキング、炎上の危険性がある する(簡単に推察できない
ようなパスワードにするこ
と);パスワードには限ら
れたメンバーしかアクセス
できないようにする;
cotweet.com を利用し、アク

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セスの安全性を守る;使用
にあたって ID とパスワード
を要求されるような、サード
パーティーによる Twitter 関
連ツールは使わないように
する

Twitter 側のオーバーキャパシティにより、サービスが使えな 容認する(オーバーキャパ


くなる シティは全ユーザーが等し
く影響を被るものであり、頻
度は低くダウンしている時
間も短い);tweetake.com
を利用してバックアップを
取っておく

Twitter 側でシステム変更が行われる(機能の追加や変更、課 このような変更が行われた


金の開始など) 場合、活用を続けるためにビ
ジネスケースを見直す

関連するユーザー名が既に収得されている/なりすましが起 他のユーザー名で登録する;
きる リスクを受け入れ、監視する;
なりすましの場合は Twitter
運営側に通報する

5. チャンネルの位置付けと運営方法

5.1. 政府の Twitter アカウントのポジショニングとプロフィール

 アイコンには各政府機関のロゴを使用する。プロフィールには以下の文章を用いる:

「(組織名)の公式 Twitter チャンネルです。私たちの Twitter ポリシーについては、こちら


のリンクからご確認下さい:www.[dept].gov.uk/twitter」

 Twitter ポリシーの草案については、付録 D を確認すること。

 背景画像には、組織の本部ビルの写真を使用する。その左上には四角い欄を設け、中に以
下の情報を掲載すること:

 ロゴ

 スローガン

 公式サイトの URL

5.2. 文章のトーン

 アカウントは匿名、つまり担当者の名前を出さない形で運営されることになるが、仮想的
な「声」を定めて、複数のソースから情報を配信する場合でも一貫性が感じられるようにし
た方が良い。

BIS の Twitter では、デジタルメディアチームが「声」を作り上げており、Twitter を省公式


サイトの延長線上にあるものと位置づけている。公式サイトの「前哨基地」というわけであ
る。

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この点はフォロワーから聞かれることがない限り、特に明言する必要はない。

5.3. リソース

 Twitter アカウントを運営する上で必要になるリソースは、他のチャンネルと比べて小さ
い。既に Twitter を活用している諸機関を調査した結果からも、この点は証明されている(付
録 C を参照のこと)。

 デジタルメディアチームは Twitter のメッセージを準備、投稿し、寄せられるメッセージに


回答を行い、モニタリングを行う責任を負っている。これらの活動にかかる時間は 1 日 1 時
間以下と想定されている。活動の評価については、より長い時間を要する(3 ヶ月に 1 回、約
1 日をかける)。

 コンテンツの提供には、省内からのインプットが要求される。通常業務に付け加える形で
作業が必要になる場合もあるだろう。例えば毎日行われる新聞記事を検証するミーティン
グにおいて、Twitter で関連する発言ができないか簡単にディスカッションしたり、デジタル
メディアチームと他の関係各所との間でメールをやりとりしてコンテンツを検討したりと
いったことが考えられる。

5.4. コンテンツに関するルール

 政府の Twitter チャンネルに掲載されるコンテンツは、以下のルールに従わなければなら


ない:

 様々なコンテンツを : 後述する「コンテンツの種類」を参考に、様々な内容を投稿し
て関心を引くように。

 人間らしく : Twitter ユーザーは「機械的な情報発信をし過ぎること(RSS フィード


との連動など)」や、プレスリリースのヘッドラインをそのまま流用することを嫌う。
メッセージの内容を調整するだけでなく、文章のトーンもくだけた感じにして、Twitter
向けに編集し直した方が良い。

 更新頻度は高く : 最低でも 1 営業日につき 2 回、最大で 10 回更新を行うこと。またフ


ォロワーのタイムラインを(こちら側の発言で)いっぱいにしてしまわないように、
更新には最低で 30 分の間隔を開けること(ただし@つき返信の場合や、緊急事態/特別
なイベントの場合を除く)。

 リトゥイート(引用)を念頭に置いて : 重要なアナウンスをリトゥイートしても
らうために、メッセージは 132 字以内に収まるように。

 タイムリーに : Twitter の持つリアルタイム性を損なわないために、公式 Twitter では


当日の話題や、近い将来に行われるイベントについて発言が行われるべきである。

 信頼されるように : Twitter 上のメッセージには時折「遊び」の要素が含まれるかもし


れないが、各省庁の目標との整合性は守られなければならない。

 包括的に : 自分たちだけの情報を発信していては批判を受ける。ソーシャルメディア
が持つ「知識の共有」という文化を守り、関連情報を発信したり、他の関係機関の発言を
リトゥイートしたりするといった行為を行うように。

 目的を忘れない : Twitter は省庁のウェブサイトの延長線上にあるものである。政策


を形成・紹介することが目的でなくてはならない。

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5.5. コンテンツの種類とソース

 Twitter に掲載するコンテンツは、通常業務として作成されるウェブコンテンツを Twitter


向けに編集しなおしたものと、Twitter 専用に作成されたものの 2 つから構成される。

5.5.1. 既存のウェブコンテンツを活用する

 省庁の公式ウェブサイト上で発表されたニュースリリース、声明等 ― ニュース
リリースやスピーチ、声明のヘッドライン。テーマと長さに応じて、140 字に収まるよう
に編集すると共に、人間味が出るような文章に言い換える。

そうすべきでない理由が無い限り、全てのプレスリリース、スピーチ、声明を Twitter で
言及すること。どれを出し、どれを出さないか判断する手続きを設けておくこと。書き
換えを行った場合には、オリジナルを作成した部門/スピーチライターから承認を取る
こと。

 キャンペーンに関する情報 ― 私たちが運営する/参加するイベントの情報や、キャン
ペーンに関する資料でオンライン上に広めたいと考えているもの。

 YouTube に投稿した動画/Flickr に投稿した画像 ― YouTube や Flickr などに投稿し


たリッチメディアコンテンツの更新情報を Twitter で配信する。可能であれば、
twitpic.com や政府の Flickr チャンネルを通じて URL を埋め込む。

 公式ブログに投稿された記事 ― 政府が運営するあらゆるブログについて、更新情報
が自動的に Twitter で配信されるように設定可能である。

 その他、公式サイト上にアップされた内容で関係性のあるもの ― 公式サイトのア
ップデート情報や、新しい刊行物、また一般の人々に参加を呼びかけているアンケート/
オンライン・コンサルティングサービス等の紹介など。

 他の関連組織が用意したコンテンツ ― 関連組織や協力機関に呼びかけて作成して
もらったコンテンツの紹介など。

5.5.2. Twitter 専用コンテンツを提供して付加価値をつける

 大臣の動向に関する最新情報 ― 例えば議会関係の職務の場合は「~大臣は下院で~
法案の説明を行っている」
「~大臣は上院で行われる口頭弁明に向かっている」、利害 関
係者との会合等の場合には「~大臣はマンチェスターで行われている~会議でのスピ
ーチを始めたところです――原稿は後ほど」などといった投稿を行う。

 大臣の意見・感想 ― 大臣の意見や考え方を紹介する。例えば利害関係者とのイベン
トの直後にそれについての感想を述べるなど。

 イベントの発表や実況中継 ― 政府が主催/参加するイベントを事前に宣伝すると共
に、参加していない人々も関心を抱くであろう内容については、実況中継を行う。イベ
ントおよびマーケティングの担当部署に対して、コンテンツの提供を依頼する。

 ソート・リーダーとしてのコンテンツ(もしくは「リンク集」) ― ソート・リー
ダーとしての地位を確立し、ハイクオリティなコンテンツだけを提供するフィルター
として認識してもらうために、ウェブ上にある関連コンテンツを紹介する。

 Q&A ― フォロワーに対して質問を投げかけ、ある政策領域について人々から意見を求

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めたり、世論調査を行ったりする。またフォロワーから投げかけられた質問に対して回
答する。回答は質問者だけでなく、全フォロワーが閲覧できるような形で行う。

 緊急時におけるコミュニケーションルート ― 政府がリアルタイムで情報提供を行
う必要がある重要な事件/事故においては、Twitter は省庁の公式ウェブサイトと並び、主
要な情報チャンネルとして機能する可能性がある。

5.6. 承認

 ニュースリリースについて言及する場合、事前に発信元の部署から承認を得ることが必
要となるのは、それを Twitter 用に書き換えた場合のみである。

 他の投稿については、デジタルメディアチームの情報担当官級以上のスタッフが承認を
行い、必要に応じて関連部署との協議を行う。

5.7. ハッシュタグ

 Twitter ユーザーの間では、#を頭につけたタグ(キーワード)をメッセージに挿入し、コ
ンテンツの区別を行うことが一般的になっている。こうすると、他のユーザーがキーワード
を基に検索したり、フィルタリングを行ったりすることが可能になり、関連情報を共有でき
るようになる。また Twitter 上で何が流行しているかも可視化される(Twitter のホームペー
ジ上で表示されているように)。

 政府の Twitter アカウントでは、以下のような場合にハッシュタグを使用すること:

 イベント等の実況を行う場合

 緊急時における情報発信の場合(この場合、既に一般的なハッシュタグが存在してい
るはずであり、そちらを使用すること)

5.8. リンク短縮サービス

 短縮しなくても十分に短い URL を除き、Twitter に挿入する URL はリンク短縮サービスを


使って短くすること。政府が使うことによって「無言の宣伝」となってしまわないように、使
用するサービスの選択肢は広げてあるが、統計情報が取れるサービスが望ましい。リンク短
縮サービスのトップ 5 は以下の通りである:

 Is.gd

 bit.ly

 tinyurl.com

 sinpurl.com

 cli.gs

5.9. リトゥイート(引用)

5.9.1. 受動的リトゥイート

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 他の Twitter ユーザーから、彼らの発言をリトゥイートして欲しいと依頼されることが度々


発生するだろう。その場合はケースバイケースで対応するが、以下の組織や人々から依頼を
受けた場合には前向きに検討する:

 他の政府関係機関

 政府の利害関係者

 第 3 セクターや非営利団体

 商業上の利害関係を政府が公平に扱うことは難しいため、公正営利団体からのリクエス
トは受け付けない。

5.9.2. 能動的リトゥイート

 政府の Twitter をコンテンツのフィルターとして位置付けてもらうため、積極的なリトゥ


イートも行うべきである。例えば以下のようなコンテンツが検討に値するだろう:

 研究結果や統計情報

 関連する業界や企業のイベント

 関連するセレモニーや受賞、記念日等の紹介

5.10. フォローとフォロワー

 Twitter アカウントを立ち上げた当初は、関連機関や専門家たちのアカウントを積極的に
フォローする(潜在的なフォロー対象ユーザーのリストについては付録 B を参照のこと)。

 こちらから一般人のユーザーをフォローすることはしない。そのような行為は「ビッグブ
ラザー」(管理主義国家の象徴)的と捉えられてしまう恐れがあるため。

 しかし、私たちのアカウントをフォローしてくれた人物に対してはフォロー返しを行う
こと。Tweetlater.com のような自動化サービスも活用する。こうする理由は以下の通り:

 フォローされたとき、フォロー返しをするのが Twitter のエチケットとなっている。

 フォロー数とフォロワー数がバランスしていないと、Tweetgrader.com などのサードパ
ーティー製サービス上で評判が悪くなる。最悪の場合、Twitter 管理者からアカウントを
停止される恐れもある。

 フォローしてきたユーザーをいちいち精査するのは時間がかかり、付加価値も低い。

 フォロー返しは自動的に行われ、従って何らかの主義主張を支持するという意味ではな
いことを Twitter ポリシー(付録 B を参照のこと)で明確にすること。

5.11. キャンペーン用アカウント

 アカウントの乱立によって、1 つ 1 つのアカウントの価値が下がることは避けなければな
らないが、特定のキャンペーン/政策領域について独立した Twitter アカウントを設置する方
が望ましい場合が多々ある。

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 以下のような場合、独立したアカウントの設置を検討すべきである:

 ニッチもしくは専門的なテーマ(現在のフォロワーのごく一部しか関心を持たないと
思われる領域の場合や、若い男女など特定のターゲットに対してアプローチしたい場
合)

 政府高官や大臣など、特定のブログのサポートを行う場合

 アカウントの追加を行う場合、既存のアカウントと新規のアカウントの間で互いに紹介
しあったり、リトゥイートを行ったりといった行為を行うこと。

5.12. 議会の休会期間/選挙前の期間

 議会の休会機関/選挙前の期間については、他のコミュニケーションチャンネルと同じ対
応を取る。フォロワーに対し更新が少なくなる理由を告げ、その期間も明確にする。

5.13. 長期的な視野

 長期的には、チャンネルの形成度合い、およびユーザーとの間に構築された関係の質と量
に応じて、大臣宛書簡を管理するチームを巻き込み、Twitter のモニタリング・対応を行うよ
うにするのが望ましいだろう。

6. プロモーション活動

 Twitter アカウントの立ち上げ当初、以下のようなプロモーション活動を行う:

 省庁のホームページ、およびニュース掲載ページからリンクを設置する。

 省庁が各種ソーシャルサービス(Flickr や YouTube など)に設置している公式アカウ


ントからリンクを設置する。

 関連する Twitter ユーザーを探し、フォローする(5 章 10 項を参照のこと)。

 Twitter 上で影響力を持つユーザーに依頼し、Twitter で紹介してもらう(他の政府系


Twitter ユーザーに Follow Friday で紹介してもらうことも含む)

 メールの署名にリンクを含める。

 アカウントの知名度が増したら、さらに次のようなプロモーション活動を行う:

 政府内イントラネット上で(可能であれば政府職員向け雑誌上でも)紹介し、全職員
のメールの署名にリンクを含めてもらうよう依頼する。

 プレスリリースの「編集者向けメモ」の欄にリンクを含める。

 主要な利害関係者にメールで報知する。

 他の関係者にプレゼンテーションを行う。

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【付録 A】 Twitter の概要

Twitter とは何か?

Twitter は以下のように動作する:

 アカウントを設置する。アカウントはユーザー名、パスワード、アイコン、背景画像(オ
プション)から構成されている。

 面白そうなユーザーを見つけてフォローする。その際、相手からフォロー返しされる可
能性もある。また他のユーザーからフォローを受ける場合もある。現実世界でも友人や
知人であるユーザーからフォローされることもあれば、まったく面識の無い人物から
フォローされることもある。このように、他のソーシャルネットワークとは異なり、
Twitter はネットワークを広げ、新しい人々と知り合ったり、多種多様で価値のあるコン
テンツにアクセスしたりできる強力なツールなのである。(ただし組織が使う場合に
は状況はことなる。前述のフォローに関する考え方を参照のこと。)

 メッセージは 140 字以内で書く。PC や携帯電話上の様々なアプリケーションを通じて


メッセージの投稿ができる。あなたをフォローしているユーザーは、投稿されたメッセ
ージを読むことができる。またメッセージを RSS で購読したり(つまり RSS を読める
ソフトやブラウザさえあれば、Twitter を使わなくてもメッセージの購読が可能)、パブ
リック・タイムライン上に流れるメッセージを読むこともできる。

 通常は「いま何してる?」 「いま何を考えている?」という仮定の質問に答えることが 、
Twitter のメッセージとなる。メッセージには(tinyurl.com などの短縮サービスによっ
て短縮された形の)URL が含まれることも多い。この行為を表すためによく使われる
単語が、 「マイクロブログ」(いま考えていることや目にした面白いものについて、短 い
近況報告を行う小型のブログ)と「超連結性」(自分が属しているネットワークと常に
接続された状態を保ち、ネットワーク内の人々がいま関心を向けていることについて
把握していること)である。

 あなたの Twitter ストリーム(Twitter にアクセスした時に目にする情報)は、自分自身


が投稿したメッセージと、自分がフォローしている人々が投稿したメッセージから構
成されている。他のユーザーが見るのは自分自身のストリームであり、全てのユーザー
が異なる情報を目にしている。

 ユーザーたちは以下の方法によって交流する:

 @つき返信。他のユーザーが投稿したメッセージに対して返信することができる。
画面に表示されるリプライボタンをクリックするか、相手のユーザー名の先頭に
@を付ければよい。投稿した@つき返信は、あなたをフォローしている他のユーザ
ーからも閲覧できる(返信した相手をフォローしているかどうかに関係なく)。
(これは新しくフォローするユーザーを探すのに使われる方法の 1 つである。他の
フォロワーにも教えてあげたいユーザーと会話することで、彼/彼女を効果的に紹
介することができる。)

 DM。相手が「友人」(相互にフォローしあっているユーザー)の場合、ダイレクト
メッセージを送ることができる。これはプライベートなメッセージであり、送信者
と受信者しか閲覧できない。

 リトゥイート。個々の Twitter ユーザーはそれぞれ異なるユーザーをフォローし、


それぞれ異なるネットワークを築いている。そこで、自分のストリーム上に現れた
面白い発言を他の人々にも紹介するため、元発言を引用して発言するという行為
が一般的に行われている(その場合、”Re-Tweet”もしくは”RT”という印をつけ
る)。これを行う前に許可を取る必要はない。リトゥイートは元の発言者に対する

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敬意の表れとして捉えられている。

 ハッシュタグ。自分の発言をあるイベントや運動、トレンドと関連づけるために、
メッセージの中にキーワードを埋め込むことができる。その場合、キーワードの先
頭には”#”をつけること。例えば何らかのイベントが行われる際、Twitter ユーザー
たちは 1 つのタグを使うことを合意しておいて、お互いが認識しやすくなるように
する。タグをつけてメッセージを投稿することで、ユーザーたちはコラボレーショ
ンしながらある出来事の記録を取ったり、後で発言をまとめてブログ記事にした
り、イベント会場のスクリーンに写したり、地図上に表示して確認できるようにし
たりといった行為が可能になる。

 Twitter のウェブサイトを使うことが、ユーザーがメッセージを投稿する主要な方法と
いうわけではない。多くのユーザーは携帯端末(iPhone の関連アプリなど)を使った
り、サードパーティーが開発したデスクトップアプリケーション(TweetDeck や
Thwirl など)を使ったり、ブラウザのプラグイン(Twitterfox など)やホームページ上
のウィジェット(iGoolge、 Pageflakes、
Netvibes など)を使うことで更新を行っている。

 また TwitPic などのサービスを使い、メッセージに写真や動画を埋め込むことも可能で
あり、実際に多くの人々が行っている。

 Twitter に投稿したメッセージを、他のソーシャルメディアに統合することもできる。例
えば Twitter の更新をそのまま Facebook の更新として使ったり、ブログ上に表示した
りといったことも可能。

なぜ Twitter が重要なのか?

 ニュースが生まれる場所である。ハドソン川の飛行機事故や、メキシコの地震、マイケ
ル・ジャクソンの死去など。

 リアルタイム情報の源として確立されつつある。2008 年 11 月に発生したムンバイでの
テロ事件の際、安全に関する情報や渡航情報が配信された。2009 年 2 月の英国での大雪
では、休校情報が流された。また英国では、豚インフルエンザの拡大とその予防法につ
いても情報が流れた。

 トレンドが把握できる。Twitter 上で噂されているのはいま起きていることであり、トレ
ンドを把握するための場としてますます活用されるようになってきている。上位にあ
るトレンドは Twitter のホームページ上に掲載されており、他の様々なツール
(Retweetist、Twitturly、Twitvision など)を通じても把握することが可能。例えば、2009
年 4 月 17 日に開催された Digital Britain Summit では、#digitalbritain というハッシュタ
グが Twitter のトレンドトップ 10 で第 5 位に現れた。それにより、このイベントに関す
る会話がさらに盛り上がったのである。

 SEO(検索エンジン最適化)。頻繁に更新されるので、Twitter のコンテンツは Google


上で上位にランクされる。従ってウェブサイトへのトラフィックを増加させ、オンライ
ン上にメッセージを拡散させる手段として、ますます重要なものになってきている。

Twitter に関する統計データ

 ニールセンが 2009 年 2 月に発表したデータ


(http://www.twistimage.com/blog/archives/the-rapid-growthof-twitter-with-the-stats-to-
prove-it/)によると:

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 この 1 年で 1,382%の成長を記録した。合計ユニークビジター数は 2008 年 2 月の 47 万
5,000 人から、2009 年 2 月の 700 万人に拡大。

 Twitter は子供たちだけのものではない。2009 年 2 月には、35 歳から 49 歳までの年齢層


の人々が Twitter 内で最大のグループになった。この年齢層から、約 300 万人のユニーク
ビジターが出ている(ユーザー全体の約 42%)。

 ユーザーの 62%は職場からしか Twitter にアクセスしていない。一方で家庭からしかア


クセスしないユーザーは 35%。このことは、プロフェッショナルな使い方がされる傾向
が強いことを示している。

 Hitwise が発表したデータ(http://weblogs.hitwise.com/robin-
goad/2009/01/twitter_traffic_up_10-fold.html)によると:

 Twitter へのトラフィックは米国からが最も多いが、浸透率では英国の方が高い。

 Twitter は多くのサイトにとって、重要なアクセス源となっている。Twitter から他のサイ


トへとアクセスが流れた量は、過去 12 ヶ月で 30 倍に達した。その内 10%はニュースや
メディア系サイトに、17.6%はエンターテイメント系サイトに、14.6%はソーシャルネ
ットワークに、6.6%はブログに、4.5%は EC サイトに流れている。

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【付録 B】 他に Twitter を使っているのは?

以下は政府系 Twitter が関係を持つべき関連ユーザーのリストである。新しいアカウント


を立ち上げた場合、より詳しい調査を行うこと。

中央政府

BIS www.twitter.com/bisgovuk
www.twitter.com/bis_science
www.twitter.com/bis_unis
www.twitter.com/bis_skills
www.twitter.com/sciencesowhat
www.twitter.com/digitalbritain

DFID www.twitter.com/dfid_uk

CLG www.twitter.com/communitiesUK

No 10 www.twitter.com/downingstreet

FCO www.twitter.com/foreignoffice
DCSF http://twitter.com/dcsfgovuk
HMT http://twitter.com/hmtreasury
MoJ http://twitter.com/justiceuk
http://twitter.com/mojwebteam
DFT http://twitter.com/transportgovuk
UKTI http://twitter.com/UKTI
Directgov http://twitter.com/directgov
Businesslink http://twitter.com/BusinessLinkGov
NHS Choices http://twitter.com/nhschoices
COI http://twitter.com/coigovuk
http://twitter.com/digigov
EHRC http://twitter.com/ehrc
CRC http://twitter.com/crc_uk
Ofcom http://twitter.com/ofcom
Cabinet Office http://twitter.com/cabinetoffice
Cabinet Office – Director of Digital http://twitter.com/DirDigEng
Engagement

政府系コンテンツの非公式アグリゲーター

All Gov Departments’ NDS news feeds See


http://davecole.org/blog/2009/04/22/thego
vernment-on-twitter/

Gov consultations http://twitter.com/govconsultation

HM Gov news http://twitter.com/hmgov

Government News http://twitter.com/governmentnews

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議会関係者、政治家、大臣

Houses of Parliament http://twitter.com/ukparliament

51 MPs (and counting!) See http://tweetminster.co.uk/ and


www.twitter.com/tweetminster

For all other MPs, there is an unofficial See http://mptweets.tyoc.co.uk/


‘holding’ account with information fed from
TheyWorkForYou

Tweety Hall (tweeting councillors) http://www.tweetyhall.com/


http://twitter.com/TweetyHall

政党

Labour http://twitter.com/UKLabour
Conservatives http://twitter.com/Conservatives
Lib Dems http://twitter.com/libdems

地方自治体

86 local authorities (and counting!) See http://is.gd/tCQ1

Mayor of London www.twitter.com/mayoroflondon

LGA http://twitter.com/firsteditor

利害関係者

独自の調査を行って、この表を埋めること!例えば以下のような方法で:

 利害関係者のウェブサイトを開き、Twitter アカウントへのリンクが存在していないか
確認する。RSS や購読ページの下にあることが多い。プレスリリース関係のページにあ
る場合も。

 彼らの Twitter 名を予想し、確認してみる。

 既にフォローしている関係者たちのフォロー先を確認する。既に関係者間で相互フォロ
ーが行われている場合が多い。

 Mr Tweet や Twellow などのディレクトリサービスを活用する。

ジャーナリストや報道機関

BBC news & comment http://twitter.com/bbcbusiness

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[ここに省庁のロゴを入れる]

http://twitter.com/BBCClick
http://twitter.com/bbccouk

BBC journalists Tom van Aardt - http://twitter.com/tomVS


Richard Sambrook - http://twitter.com/sambrook
Tania Teixeira - http://twitter.com/taniateix
Jon Fildes - http://twitter.com/jonfildes
Declan Curry - http://twitter.com/declancurry
Daren - http://twitter.com/darenBBC
Dave Lee - http://twitter.com/davelee
Rory Cellan-Jones - http://twitter.com/ruskin147
Darren Waters - http://twitter.com/djwaters1

FT news and comment http://twitter.com/TheLexColumn


http://twitter.com/financialtimes
http://twitter.com/ftmedianews
http://twitter.com/FTfinancenews
http://twitter.com/ftbuseducation
http://twitter.com/FTtechnews

FT journalists Tim Bradshaw - http://twitter.com/tim


Chris Nuttall - http://twitter.com/ftchris
Peter Whitehead - http://twitter.com/peterwhitehead
Richard Waters - http://twitter.com/richardwaters
Kevin Allison - http://twitter.com/kevinallisonft
Kate Mackenzie - http://twitter.com/kmac
Stacy Marie Ishmael - http://twitter.com/s_m_i
Gideon Rachman - http://twitter.com/gideonrachman

Times news & comment http://twitter.com/timesonline


http://twitter.com/theredbox
http://twitter.com/timestech
http://twitter.com/timesmoney
http://twitter.com/timesbusiness
http://twitter.com/timescomment
http://twitter.com/timeseconomics

Times journalists Mike Harvey - http://twitter.com/mikeharvey


Joanna Geary - http://twitter.com/timesjoanna
Jeremy Griffin - http://twitter.com/jeremy90
Nico Hines - http://twitter.com/nicohines
Lucia Adams - http://twitter.com/luciatimes
Drew Broomhall - http://twitter.com/drewbroomhall
Rose Wild - http://twitter.com/timesarchive
Jennifer Howze - http://twitter.com/jhowze
Tom Whitwell - http://twitter.com/MusicThing
Kaya Burgess - http://twitter.com/kayaburgess
Julian Burgess - http://twitter.com/aubergene
Mariana Bettio - http://twitter.com/nikita79
Graham Hutson - http://twitter.com/ghutson
Usman Patel - http://twitter.com/OzzieP

Guardian news & comment http://twitter.com/guardiannews


http://twitter.com/guardiantech

Page 15
[ここに省庁のロゴを入れる]

Guardian journalists Neil McIntosh - http://twitter.com/nmcintosh


Charles Arthur - http://twitter.com/charlesarthur
Dave Hill - http://twitter.com/DaveHill
Stephen Brook - http://twitter.com/SDBrook
Cath Elliott - http://twitter.com/CathElliott
Bobbie Johnson - http://twitter.com/bobbiejohnson
Kevin Anderson - http://twitter.com/kevglobal
Jemima Kiss - http://twitter.com/jemimakiss
Kate Bevan - http://twitter.com/katebevan
James Anthony - http://twitter.com/jimboeth

Telegraph http://twitter.com/TelegraphMG

Telegraph journalists Marcus Warren - http://twitter.com/MarcusWa


Ian Douglas - http://twitter.com/IanDouglas
Shane Richmond - http://twitter.com/shanerichmond
Justin Williams - http://twitter.com/justin_williams
Catherine Gee - http://twitter.com/catherinegee
Claudia Beaumont - http://twitter.com/claudineb
Milo Yiannopoulos - http://twitter.com/yiannopoulos

ePolitix http://twitter.com/ePolitix

Freelance, online and regional See


journalists http://www.prblogger.com/2008/11/uk-journalists-
ontwitter/
for a substantial list.

Sky http://twitter.com/SkyNews

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[ここに省庁のロゴを入れる]

【付録 C】 政府諸機関ではどの程度のリソースを割いている?

首相官邸(DowningStreet) 1 日 20 分(1 日につき 2~3 回更新。加


えて何個か@つき返信を投稿するため、
1 日 5~6 件のメッセージを投稿)

外務英連邦省(foreignoffice) 1 日 45 分以下

コミュニティ・自治省(CommunitiesUK) 1 日 45 分~1 時間

中央情報局デジタル政策グループ(DigiGov) 1 日 5~10 分

国際開発省(DFID_uk) まだ標準的なパターンはない。質問に答
えるなら時間は取られないが、大きな発
表を行う場合は別。

貿易投資総省(UKTI) Twitter と LinkedIn 合わせて 5 分~2 時


間。その中にはオンライン上の会話を見
つけて、参加することも含まれる。

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[ここに省庁のロゴを入れる]

【付録 D】 Twitter ポリシー

以下は新しい独立したページとして公開されるもので、Twitter のプロフィールにリンクを
設置する。

コンテンツ

(省庁名)Twitter アカウントは、省庁の職員全体を代表して、デジタルメディアチームに
よって運営されている。

 自動化ツール(RSS から Twitter のメッセージを作成するなど)を使用する場合が度々


あるが、それだけでメッセージの全てが埋め尽くされるわけではない。

 このアカウントは以下のような内容について、1 日に 2~10 個のメッセージを投稿する:

 デジタルチャンネル上に投稿される、新しいコンテンツの紹介(ニュース、出版物、
YouTube 上のビデオ、大臣のスピーチ、キャンペーン等)

 私たちが関与している領域についての、フィードバック提供の呼びかけ

 省庁の活動の紹介

 イベントの実況中継

フォロー

 フォローされた場合、こちらからも相手をフォローする。この対応は自動化されている。
私たちが誰かをフォローしたからといって、何らかの支持を表明したわけではない。

(もしくは以下の代替案を使用すること。@scrumph からの提案)

 このアカウントをフォローしても、自動的にフォロー返しされることはない。これはダイ
レクトメッセージが使われることを制限し、スパム対応に人手が割かれてしまうことを防
ぐためである。また自動的なフォロー返しをしないことで、(このアカウントがフォローし
ている人々のリストから)誰がこの分野での重要な人物かが分かるようになるだろう。し
かし私たちが誰かをフォローしたからといって、何らかの支持を表明したわけではない。

営業時間

 この Twitter アカウントは、月曜日から金曜日にかけて、省庁の営業時間内に更新される。


Twitter 自体が停止した場合、Twitter を通じたサービスが提供できなくなっても、私たちは責
任を負わない。

@つき返信とダイレクトメッセージ

 フォロワーからのフィードバックや意見、また会話への参加を歓迎する。しかし、Twitter
経由のメッセージの全てに返答できるわけではない。

 デジタルメディアチームは全ての@つき返信とダイレクトメッセージを確認している。
重要なテーマや役に立つ提言については、省庁内の関係者に伝えることを保証する。

 政党や政治に関すること、また一般的な発言上のルール(ここにリンクを設置)を破る
ような質問については、回答を行うことはできない。

 通常の窓口については、公式サイトの「コンタクト」ページに詳しく解説されている(こ
こにリンクを設置)。

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[ここに省庁のロゴを入れる]

【付録 E】 用語集

 Twitterverse/Twittersphere/Statusphere ― Twitter 全体や Twitter のメッセージが飛


び交う世界(cf. ブロゴスフィア)

 Tweet ― Twitter 上の発言のこと。140 字までという制限があり、ウェブページ/写真/動


画へのリンクを含む場合もある。

 返信や@つき返信 ― あるユーザーから別のユーザーに対するメッセージ。返信を行
うユーザーをフォローしているユーザー全員が閲覧可能。それだけでなく、検索エンジ
ンを含めて世界全体から閲覧が可能。

 ダイレクトメッセージ/DM ― あるユーザーから別のユーザーに対するプライベート
なメッセージ(他のユーザーや検索エンジンからは見ることができない)。

 リトゥイート/RT ― あるユーザーが価値のある発言を行った際、フォロワーにもそれ
を紹介するため、元の発言を引用して発言すること(E メールにおける転送と同じ)。

 Twitter クライアント/アプリケーション ― 携帯電話や PC で使用するソフトウェア


で、Twitter へのアクセスを可能にするもの。Twitter のウェブサイト自体がクライアント
だが、Tweetdeck や様々な iPhone アプリといったソフトが存在している。

 マイクロブログ ― Twitter のように、短い近況報告を発信できるサービスに付けられ


た名称(Twitter 以外のサービスはそれほど大きくない)。

 フォロワー ― あなたの Twitter を購読しているユーザーのこと。Twitter 上では以下の


表現で現れる:

 “Following” あなたがフォローしているユーザー

 “Follower” あなたをフォローしているユーザー

 “Friend” 相互にフォローしあっているユーザー

 Twitter API

 Twitter は「オープンプラットフォーム」であり、Twitter の機能やそこに投稿されたコンテ


ンツ(プライベートに指定されているものを除く)を使って、部外者がツール(ソフトや
ウェブサイト)を作ることができる。API(Application Programming Interface)は、開発に
あたって使用される公的な情報である。API の存在が、Tweetminister や
Twittergrader、Hootsuite、Tweetdeck などのサイトやアプリケーションの存在を可能にして
いる。

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[ここに省庁のロゴを入れる]

翻訳は小林啓倫(http://twitter.com/akihito)が行いました。誤りや問題点などのご指
摘、ご質問は、@akihito までメッセージをいただくか、以下のメールアドレスにご連
絡ください。

akihitok@gmail.com

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